DaVinci Resolveでブロックノイズが出る原因と対策



DaVinci Resolveで書き出した動画をチェックしましたところ、ブロックノイズが発生していました。

作業中の画面ではそれが確認されなかったため、レンダリングが適切に行われていない可能性があります。調査したところ、コントラストの低い動画では、圧縮コーデックが適切に処理されず、ブロックノイズが発生することがあるようです。

試しにDNxHRで書き出してみたところ、ノイズは全く発生せず、しかしファイルサイズが10倍に増加しました。YouTubeにアップロードする際、400GBを超える動画は我が家の貧弱な回線では処理できませんでした。

試行錯誤の結果、問題が解決しました。まずは設定を次のように変更しました。形式をmp4ではなくQuickTimeに変更
コーデックをH264に変更
品質を自動で最高に設定
キーフレームの間隔を毎5フレームに設定
データレベルはフル、サブブラック・ホワイトは維持
最高品質でディベイヤー、サイズ調整はON

これにより、ノイズが発生しなくなりました。

また、コーデックの問題もありました。H265が良いという話を聞きましたが、残念ながらDaVinci Resolveの無料版ではWindowsでH265を使用できないようです。有償版の警告は表示されませんが、実際には動作しませんでした。

最も重要だったのは、キーフレームの間隔のようです。動画を圧縮する際、動きのないシーンでは前のフレームを再利用することがあります。これにより、圧縮コーデックがデータを削減します。しかし、キーフレームの間隔を手動で少なくすることで、ブロックノイズを発生しにくくなると考えられます。

サブブラックや最高品質でディベイヤーについては、まだ理解が浅いため、今後の学習を通じて理解を深めていく予定です。

DaVinci Resolveは無料でありながら、非常に優れたソフトウェアであるため、まだ十分に活用できていませんが、レンダリングのトラブルにもかかわらず、プロフェッショナルな感覚を持たせてくれるのは良いですね。